2018年9月18日メルマガ

B型全開のOSAです。

ちっちゃい頃、血液型検査したらO型だったんですよ。

小学3年のころにもう一回やったらB型になってました。

途中でかわっちゃうの?

でも、自分の性格と考え方は

もうB型ど真ん中なんで、きっとBです。

B型の人を100人集めて、
だれが一番Bっぽいか!?

ってそんなことやりませんが、
その中でも、おそらく一番のB型です。


というくらいB型ど真ん中のOSAです。
性格と考え方が、ですね。

そして今日の昼、

3か月ぶりに食べちゃいました!

この世で一番うまいカモしれない!

http://osa-style.com/wp-content/uploads/2017/09/nana-shouyu012_R-500×375.jpg


美しい・・・・。

昨日のメルマガでお伝えした、

目の前のカベを乗り越えることを楽しもう!

というお話し。

これを乗り越える過程で経験できることが
その後の自分を大きく成長させてくれる。

これは、

・ビジネス的にも

・精神的にも

・人脈的にも。

ひとつのカベを越える努力の過程で得ることは
ひとつの要素だけではなく、
あなたにとって実に多くの財産となります。

今日のメルマガでは、
わたしが実際に経験した、

「乗り越えることにいちばん苦労したカベ」
のお話しをご紹介したいと思います。

これが壮絶なんです・・・。

県のひとつの歴史を変えてしまった話しです。

これは私が起業する前の
会社員時代のことです。

私が、会計職で10年勤務していたことは、
これまでも何度かご紹介してきました。

(ブログのプロフィールに詳細がございます。)

わたしが担当していた顧問先のひとつに、
個人開業医さんがいらっしゃいました。

歯科医さんで、年商1億2000万ほど。

私が担当させていただいてから
9年目になる頃でした。

それまでは、
一か所のクリニックで診療していたのですが、
こちらの先生から

「2つ目のクリニック」

つまり「分院」を開業したい、
という相談があったんです。

このお話しが会計事務所に入ってきた時には、
すでに開業するクリニックの場所は決定、
物件も契約済み。

内装業者との打ち合わせも進んでいる段階でした。

「え~!そうなんですか!?」

「もうそこまでお話しが進んでるんですね」

という状況です。

でも、結果を出す経営者はみなさんこうです。

やると思いたったことを
行動に移すのがはやい。

誰かに相談するよりも、
パッと実行して、
アイディアを形にしてしまいます。

この医院の先生もまさにそのタイプの人でした。

それは、成功している経営者
みなさんに共通していることなので、
特別、驚いたりはしなかったのですが・・・。

じつはこの段階で、
医療法上マズイ状況が発生しているのです。

なにがマズイ状況かわかりますか?

じつは・・・、

「個人の開業医さんは、
分院を出すことができない!」

という絶対厳守のルールがあります。

なぜなら、個人クリニックの開業医は
そのクリニックの責任者として常駐しなくてはいけません。

山田太郎さんが開業している
山田クリニックには、
つねに、山田太郎さんがいること!


何かあった時の責任者として
医療法上これが求められているわけです。

ところが、分院をオープンしたら、
山田太郎さんが、
本院と分院の2か所に「常駐」することって不可能ですよね。

1人の人間が、
2か所に同時にいることは不可能です。

開業医が分院をだすことは
医療法上100%アウトなんです。

ところが分院の物件を契約して、
内装工事も始まろうとしています。

もうすでに、とんでもない状況になろうとしている
ということがお分かりいただけるかと思います。

そこで、この状況を解決する方法として
私が提案したことが、

「個人開業医から医療法人化しましょう」

ということでした。

(私の経験した過去最高の「カベ」はまだまだ、、、
このあとでてきます。)

個人開業医は分院を持つことは許されないのですが、
医療法人であれば分院をもつことが許可されます。

このアイディアを進言したところ、

「ありがとう。早速すすめてください!」

さすが、早い決断ができる経営者です。

GOがでたところで、医療法人を申請するための
トータル300枚ほどの提出資料を用意しました。

※この先生は関東のある県で開業しているのですが、この話し上は「神奈川県」(実際には神奈川ではありませんが)としてお話しを進めていきます。

神奈川県の医療課にアポをとり、
約束の日、約束の時間に担当者に伺います。

話をするのは「県の医療課の担当者」ですが、
法人化の判断は「県」として

県のルールにのっとり
承認、拒否の判断がされます。

さっそく担当者に資料を提出、
その資料を見た担当者の口から
衝撃の事実が発覚したのです!!

その内容というのが、

「神奈川県では個人クリニックを開業してから
 2年たたないと法人化を認めていません。

 本院は条件をクリアしていますが、
 今回開業しようとしているクリニックは
 法人化が認められません。」

なんですと!!

新しいクリニックは2年の実績を作らないと、
法人の分院になることも許されないというのです。

これは困った・・・・。

クリニックの先生からは、

「何とか医療法人としてオープンできないと困る」

ということを言われています。

ここで詳細を述べることは避けますが、
この先生が大変お世話になっている方に
ご迷惑がかかる状況になってしまうため、

何としても、
本院と分院セットで医療法人化することが
私に課せられた絶対的な至上命令でした!!

(命令されてたわけではありませんが、
自分ではそのくらいの覚悟で臨んでいた仕事です。)

顧問先のクリニックの先生が、
分院をオープンしたい!
と考えてすでに動き出しています。

そこにある障害をクリアーして、
分院オープンを実現させることが、
担当者であるわたしに求められる仕事です。

やればできる仕事をたんたんとこなすのは
言ってしまえば私じゃなくても誰でもできるわけです。

書類300枚を用意することだって、
慣れているか慣れていないかの違いだけで、
やれば誰でも用意できるわけです。

そうではなく、

【ムリだ!ヤバい!どうしようもない!】

そんな状況が起こった時に、
これをどうにかしなくてはいけない、

これこそ誰にでもできるものではない、
自分だからできるんだ、

ということを解決すること、
これが本当の仕事だと思っています。

【もうだめだ】というところからが
本当の仕事!

「今回オープンするクリニックは法人化できません。
神奈川県としてはこれを認めていません。」

そこからが県の担当者との交渉スタートです。

実は、「開業から2年間は法人化できない」
このルールは東京都には存在しないことを知っていました。

東京都では、
開業したその時から医療法人化することが可能である、
ということを知っていたのです。

つまり、このルールは、「法律できめられたものではない」
ということは、瞬間的に察知できたのです。

そこを担当者に切り込みました。

「おっしゃる通りです。
法律ではなく、(神奈川)県としての慣例です。」

やっぱりそうか。

ただ次の一言はなかなか強烈でした。

「神奈川県の医療課が始まってこの数十年、
 2年以内のクリニックの
 法人化が認められたことはありません。」

なんですと!!(2回目)

この数十年で一度も認められていないということ。

ここを切り崩していかないといけない!!

できるのか、俺!!

もうお気づきだと思いますが、
私が過去に経験したもっとも高いカベはこのカベです。

神奈川県の医療法上
一度も認められていないほどの高いカベ!

なんとか、この壁を乗り越えなくてはいけない、

簡単ではないのは当た前!

でも自分ならきっとできるはずだぁ~!!!

この超前向きなカン違い、

これをできるのがわたしの長所です!

さらに切り込みにかかります。

OSA
「東京都では2年の実績は必要ないですよね」


「その通りです。」

OSA
「なぜ神奈川では2年の実績が必要なんですか?」


「慣例です。」

OSA
「その慣例はどういった経緯でできたのでしょうか?」


「ぬ・・・、ちょっとお待ちください。」

県、席をはずすこと10分


「おまたせしました。オープンしたばかりのクリニックが
経済状況的に厳しくなった場合、
ツブれてしまうことがあっては困ります。

通院していた患者さんにとって
そのクリニックが急にツブれてしまっては
治療途中になってしまうからです。」

OSA
「よくわかりました。ではこのクリニックが
経済的に絶対にツブれることがないということがわかれば
法人化が認められるということですよね?」


「前例はありませんが・・・。
100%ツブれないということが
説明できるのですか?」

私としては、担当者にこのセリフを言わせた時点で、
「よし!イケる!」と思いました。

あとは100%ツブれない!
という状況を用意して

だれが見ても
100人がみたら100人全員が

「ツブれないね」

と確信できる資料を用意すればいい、

この用意さえできれば、
法人化を認めない理由はなくなる、

そこまでの状況を作ることができたのです。

この担当者も、自分がGOサインをだすわけではなく、
上司に話しをもっていくわけです。

そしてその上司も、さらにその上の上司に話しをもっていく。

この時に、誰がみても「OK!」と言える
資料があれば、

「自分の判断でOKをだしたわけじゃない。
自分の上司がOKを出したんだ。
だから責任は自分にはない。」

この思考が役人の思考です。

だから、こちらとしては

「あなたに責任はないですよ。
すべてはこの書類が責任をもってますよ」

という書類を用意してあげることが大切。

この考え方はAmazonのような大企業の
たとえばアカスペさんにも通用する考え方ですよ。

ちなみに、
上記の県とのやりとりは簡単にかいてますが、
実際の打ち合わせは3時間くらいやってました。

この打合せ時間も、わたしの10年の
会計事務所経験の中で
いちばん長い打合せでした。

そこから1か月ほど時間をいただき、
県を納得させるだけの資料を用意。

「絶対にツブれませんよ!」という資料を
追加で100枚ほど作成し県に提出。

結果的には、、、、。


「資料確認いたしました。
この内容で県は了解しました。
法人化を承認します。

神奈川県史上、2年の実績がないクリニックを
法人化させるのは初めてのことです。
しっかり経営を行ってください。」

と法人化が認められたのです!

神奈川県医療課のルールと
歴史を変えてしまいました!

後日、担当者から
私が勤務している会計事務所の所長に電話があり、

「あれほど県の指導に
従っていただけない方ははじめてでした。
大変すばらしい人材をお持ちですね。」

と、イヤミなのか??褒められたのか??
という連絡があったようです。

クリニックの先生にも結果を報告、
たいそう喜んでいただきました。

この先生からは、
これまでに何度もご自宅にご招待いただいて
お食事をいただいたこともあったり、
10年間の中で大変お世話になっていました。

この法人化の件で、
その先生への恩返しもできたかな
と感じることができたんですよね。

実は、このことも会計事務所を退所する
きっかけになったということもありました。

そして私が10年勤務していた事務所を
退所するその日に、このクリニックの先生から
会計事務所へ届いたもの

http://osa-style.com/wp-content/uploads/2017/09/image10-12-1-30.jpg

これが事務所に届いて、

男泣きしそうになりました。

以上が、
わたしが経験した
じっさいに乗り越えてきたカベの中で
いちばんハードなカベ。

県の役人も動かし、
県の歴史も変えた経験もあるので、

いまでは、たいていのカベは
「カベ」と感じなくなりました。

なにかがあっても、

「あの時の経験があるんだから、
このくらいなんとかなるだろ?」

と自分にたいして言ってやることができます。

そして、「できて当たり前」
っていう意識でいると

やっぱり何とかなってしまうことって
あるんですよね。

こんなふうに、
アホほど自分にカン違いできるのも
きっと・・・・・。

間違いない.・・・。俺はB型だ(^^)

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